バルセロナ・オープンの決勝で、カルロス・アルカラスがステファノス・チチパスを破り、昨年獲得したタイトルを保持した。決勝は、トップシード同士の戦いとなったが、最終的にスペイン人プレーヤーがギリシャ人プレーヤーを圧倒し、6-3 6-4で勝利した。

アルカラスは今年、目覚ましい活躍を見せており、今シーズンはすでにリオとインディアンウェルズで優勝している。世界No.2のアルカラスは、準決勝でイギリスのダン・エバンスをストレートで破るなど、大会を通して1セットも落とすことなく優勝を飾った。

5月まで20歳にならないティーンエイジャーは、来月開幕する全仏オープンの優勝候補になりそうだ。世界No.1のノバク・ジョコビッチは肘の故障に苦しんでおり、14度のローラン・ギャロス優勝を誇るラファエル・ナダルは臀部の故障から回復していない。両選手ともマドリッド・オープンを欠場する予定で、パリ・グランドスラムを前に、その体力が心配されている。

もし、ジョコビッチとナダルが全仏オープンを欠場することになれば、アルカラスは自身2度目のメジャー・トロフィーを手にすることになるだろう。彼は、2022年の全米オープンで初スラムを達成し、パリとロンドンで開催される全仏オープンでさらなるメジャー制覇を成し遂げようとしている。 ウィンブルドン選手権.